■ 全国100万人の読者の皆さま、「祇園 川上」さんに伺ったエリーでございます。
前回の訪問は軽く20年くらい前・・・当時の店主、蝶ネクタイの松井新七さん(昨年95歳で没)が現役でいらした頃のことでした。
現在の店主、加藤宏幸さんがお店を譲り受けられてすでに10年以上、またとてもよくなっていると伺っておりました<(_ _)>
●祇園町南側、西花見小路で大正時代から続くお店です。
祇園情緒色濃い界隈で、店内は懐かしい割烹の風情、よくここまですてきに(手入れもされつつ)維持されているなあと感じ入ったのでした。
(店内はお客さまで賑わっていたので撮っていません。)
●松の内に伺って、お正月仕様のコースをいただきました。
まずはひと口、「寅」のお皿で食前酒が供されました。
●水仙の意匠の器でひと品めです。
●カウンター、目の前に水仙が飾られていて、器と呼応しているのがすてきです。
●器の中は菜の花のお浸しです。
●2品目は八寸。百人一首が描かれた器に盛り込まれていました。
紫式部と坂上是則。
(小野小町でなくてよかった。笑)
●俯瞰で上から。
くわい、ふきのとう、にんじん、からすみ、たたきごぼう、そら豆、金柑、数の子、さつまいも、栗、黒豆。
●お造りはひらめといか。
この後別皿で甘海老も供されました。
●ご主人の加藤宏幸さんです。
名割烹を継がれ、新たに命を吹き込まれて、いいことをされているなあと(T_T)(T_T)
後継者がなくて閉店を余儀なくされる名店が(料理屋さんでもお菓子屋さんでも)多くて、閉まるたび胸がつぶれる思いがするので、こういう方を心から尊敬します。
●お椀はかす汁(白味噌入り)で、堀川ごぼう、塩鮭。酒粕と白味噌が7対3くらいということ。
●焚き合わせは海老芋、筍、さわらの揚げだし。
●いくらのお寿司
●かぶら蒸し 海老、きくらげ、生麩、百合根
●小豆粥で締め。
●食後にフルーツ。オレンジ(紅まどんな)、洋梨(ラ・フランス)といちご。
すべて本当においしかった\(^o^)/\(^o^)/
以上、昼の11000円(サ別)のコースでした。
●料理長の南 建吾さんも大変に感じのいい方でした。
共通の知り合いがいてよかった\(^o^)/\(^o^)/
「祇園 川上」さん、しみじみよいなあと思いました。
また伺います(^o^)/
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