■ 全国100万人の読者の皆さま、「天若(てんじゃく)」さんという西陣の和食店に伺ったエリーでございます。
「研野」の研野さん、愛ちゃんに教えられて先週伺ってみて、
ほんとーーによかったーーーー\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
店主の西岡瞭(にしおかりょう)さんは31歳。幼少の頃からお祖父さまがお店をされる姿を間近に見て、自分が継ぐのだと心に決めていたということです。お祖父さまも高齢になられ、いったん閉められたお店を昨年12月、瞭さんが新たにオープンされたということ。
西岡瞭さん、ものすごく感じがよくて、好青年なのです\(^o^)/
西陣育ちにして慶應義塾大学卒業、京都に戻って「高台寺和久傳」さんで4年間修業。「研野」さんオープン時にヘルプに入ったりもされたそうです。
お料理はしかし「和久傳」さん風ではないの(^o^)
だってまず八寸が供されるから、わ、これは和久傳さん風を目指していないのだなと。八寸、お椀、お造りと出て、その後天ぷらが6品。さらに、お祖父さまもされていた、天ぷらの一品。
それで終わらずもうひと盛り上がりがあったのちに、ぴかぴかの白ご飯、所望すれば雑炊。フルーツ、その後粋な甘味。
すべて過不足なく決まり、おいしかったおいしかったおいしかった\(^o^)/\(^o^)/
店内カウンターのお部屋は、受け継いだひのきの一枚板のカウンター(尾州のひのきで、長さは7m弱、厚さ14㎝)以外は改造というより完全に新しく造り変えられており、網代の天井、名栗の扉などなど、木の美しさに見惚れる思いでした。いるだけで気持ちよかったです(^o^)☆☆☆
8席カウンター以外に、ビルは4階建てで、まだまだお部屋もあるようでした。何せ、西陣が隆盛を極めた頃、大繁盛されたお店だったそうで。
でもスタートしたばかりの今は、(おひとりでされているということもあり、さらに蔓延防止なんとかで、)18時一斉スタート、カウンターで2組くらいまでで、という営業にされているようです。
以下、写真30枚です。
「天若」さんInstagramはこちら。
●千本通に面したお店です。今出川通上る、西側です。
●昨年12月4日に新装開店されました。お祝いのお花たくさんで華やかでした。
●ゆったり広々したカウンターで、いるだけで気持ちがよかったです。
わたしの他にいらしたお客さまがお帰りになった後です。
★撮影時、一瞬マスクをはずしていただいています。
●店主の西岡瞭(にしおか りょう)さん、31歳。若き俊英です。感じいいし頭いいし技術あるしお母さまやお祖父さま思いだしで、もうもう「出来すぎ・・・」の言葉しか浮かびませんでした。慶應時代の、研究テーマを聞かせてもらってまた仰天しました。学業と家業が一致しているのね。・・・母上もお祖父さまもどんなにお喜びかと、それを思うだけでも幸せになれるお店です。
●お料理スタートです。まず八寸から。
もろこ、車海老、ちしゃとう、ひらめの求肥巻き、金柑といくら、なまこ、このわたなど。
●はまぐりしんじょうのお椀。菜種。木の芽がふわりと香りました。
●お造りはぶり(氷見)と赤貝。ぽん酢と醤油。
●天ぷらの前に食材がプレゼンされました。
●天ぷらのために、塩と、レモン風味の大根おろしが供されます。
●天ぷらを揚げる姿も凛々しい瞭さん\(^o^)/\(^o^)/☆☆☆
●海老でスタートします。
衣はわりとしっかりついている天ぷらです。
衣じたいの食感も楽しみました。
●こぶ高菜
●黄にんじん
●ふきのとう
●有明産の海苔に、からすみ餅
●海苔で巻いてかぶりつきます。おいしかった香ばしかった(T_T)(T_T)
●さつまいもは紅はるかという品種。生から揚げているとのこと。
ここまでの天ぷらはすべて塩でいただいたのでした。
次の一品で天つゆが出てきます・・・
●そしてこれがお祖父さまのスペシャリテだった、天つゆで味わう豆腐の天ぷらです。揚げだし豆腐ですまさに。お祖父さまは、「京都なら豆腐だろう」とこれを出していらして、人気のお料理だったと。
●さっぱりしてくださいともずくです。沖縄の極細もずくにフルーツトマト。上にペリーラ、紫蘇の新芽です<(_ _)>
●島根のいのししを鍋仕立てにしてくださいます。
ごぼう、せり、ねぎがたっぷりです。
●黒七味添え。野菜はしゃきしゃきと、いのしし肉も滋味に溢れて実に旨かったー
(わたしはいのしし肉の脂を少し減らしていただきました<(_ _)>)
おだし全飲みいたしました。
●滋賀県のつやつやのコシヒカリでした。ものすごくこのご飯おいしかった(T_T)(T_T) 赤だし、香の物、ちりめん山椒と。
●さきほどのいのしし鍋のおだしで雑炊。満腹だったけれど、どうしてもいただいておきたくて少量お願いしました。うっとり美味でした<(_ _)>
●いちごはやよい姫という品種。にぎりこぶし大の大きさでした。
●甘味には、熱々の葛焼きが出てきました。ここで初めて「和久傳」さん・・・と思えたのでした(^o^)(^o^)
●黒豆たっぷり入りでした。熱々ヴェリーホット、本当に身にしみて美味と思いました。
●縁起のいい松が描かれたお椀でお薄をいただき、ごちそうさまでした<(_ _)>
ほんとよかった\(^o^)/
以上お料理は16500 円(税込み、サーヴィス料5%別途)で、飲み物を入れて2万円弱でした。
「天若」さん、さっそくクラブエリーをお願いしました。楽しみに伺います(^o^)/
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「天若(てんじゃく)」
京都市上京区牡丹鉾町570
18時一斉スタート
ただいま蔓延防止・・・で、
今のところ2組ほどで営業とのこと。
水曜休み
「天若」さんInstagramはこちら。
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