■ 全国100万人の読者の皆さま、すてきなフランス料理店のオープンを喜ぶエリーでございます。
●西本願寺近く、堀川通から少し東に入ったところに、
「L’aparté Kyoto」ラパルテ京都
7月10日(日・大安)にオープンされました\(^o^)/
●10席ほどのこぢんまりしたお店です。
奥に小さなお庭が見えています。
庭付きというのが、物件探しの際の条件だったとか。
●なんとお庭には小さな祠(ほこら)がありました。
この界隈、仏具屋さん、法衣屋さん、念珠屋さんなどが軒を連ねており、こちらも元は仏具屋さんだったということです。
●で、この祠のあるお庭を望める小さな2席のカウンター席もありました。
いい感じです(^o^)
●久しぶりに会えた Anthony Bâcle アントニー バックルさん。
「ブノワ京都」のシェフをつとめた後、独立されたのです。
よくおぼえていてくださいました(^o^)/
お店のオープンを知らせてくださってすごくうれしかったです(^o^)☆☆☆
●アントニーさんはロワール出身、日本の生活にもすっかり慣れている方です。
The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu「ブノワ京都」の前は、大阪の「ブノワ」さんにもいらっしゃいました。
アラン・デュカスさんの薫陶のもと修業を重ねて来られた方で、パリの「ジュール・ヴェルヌ」や、プラザ・アテネのレストラン、ニューヨークやマカオのデュカスさんのお店で仕事をされてきた方です。
華麗な経歴を明らかにすることもなく、何の宣伝もなくお店オープン・・・
これから間違いなくはやります、このお店。
●初訪問のわたしはもちろんキッチン前のカウンターでお料理をいただきました。
こんなテーブルセッティングで始まります。
昼の、「プレリュード」という9600円(税込み)のコースです。
●アミューズ・・・ではなく、「ウエルカムドリンク」だそうです。
きゅうり、万願寺とうがらし、生姜、レモン、ヨーグルトのホエーを合わせた飲み物をまずいただきました。
涼しい風に吹かれるようにさわやーか\(^o^)/
きゅうり好きのわたしには、いきなり心を奪われる一品でした。
●湯葉とグレープフルーツ、トレヴィス、スモークした豆乳。
”キョウト レガシー” とサブタイトルのついた料理で、京都への敬意でひと皿めから湯葉を使っているということ。
いきなり器がどんぶりで驚いた・・・岐阜の器屋さんで大半を揃えられたということでした。
●パン2種類とバター。
ミルクブレッドと、そば粉と米粉で作った黒いパン。
パンに合わせたのと同じひまわりの種や胡麻をあしらったバター。バターも少しスモークがかかっていて旨(T_T)
パンに敷いてある手ぬぐいは我らの「SOU・SOU」さんのものでした(^o^)
●さらに前菜が続きます。ヴィシソワーズが目の前で注がれます。
中央に固形のじゃがいも。上に、塩昆布ではありません、オーストラリアのトリュフです。
●もう一品同時に供されたのはタルトレットで、北海道の鱒といくら。九条ねぎ。
●魚料理はすずきのデュグレレです。
オレンジのソースがアイヨリ、
茶色いソースがデュグレレ。
デュグレレとは、19世紀半ばに活躍した料理人、Adolphe Dugléré さんの名前から。
魚に至るまで、塩控えめな優しい味できましたが、ここにきて風味明確、塩気もはっきりしていました。
●別皿付け合せの、黄色と緑のズッキーニがまたことのほか美味でした。
●全部目の前で仕上げられるのをつぶさに見られること、最高です。
●メイン料理、京鴨の、むね肉ともも肉に、焼き目をつけた桃。
XO醤が使われており、印象強烈です。
●左側がむね肉、桃の下にあったのがもも肉。
むね肉(コンフィ)ともも肉(ポワレ)で食感の違いを楽しめました。
下に控えているのがさいの目に刻んだきゅうりのピクルスにレモン皮の塩漬けを合わせたもので、これがまた冴えた味だったのです。
きゅうりたくさんで本当に幸せ(^o^)♪
●セロリときゅうりのサラダが添えられました。
夏のわたしは常々「きゅうり定食食べたい」「きゅうりコース誰かしてくれないか」などと言っているのですが、今回のコース、かなりその願いをかなえてくれていたと思います。
●メイン料理の後、アヴァンデセールに何やら注がれて・・・
●これは昼のコースには本来なくて、オプションでつけていただいたものですが、
すいかとトマトに、弓削牧場のフロマージュブラン。
注がれたものはなんと、昆布だしに甘みを加えたものでした(*_*)(*_*)
甘みはごく控えめですが、いずれにしても全く初めての味。
恐る恐るという感じで味わってみましたが、昆布とトマトの旨味がよく調和していたのかな、そこにすいかのシャリシャリが心地よくて、とてもいい印象、豊かな余韻を残しました。
●紫蘇のアイスクリームに、とうもろこしのムース、その下に米粉のふんわりしたスポンジ。
その下の器には・・・
●下に控えていたのはRiz au lait、リオレ、甘いお米のお菓子です。白とうもろこしの生を合わせてありました。
これコーンの粒粒に米の優しい口当たり、ほんのりした甘さで、止まらないおいしさがありました。
リオレはアントニーさんにとってソウルフードだと。
お母さまは本当に料理が上手な方だったのだそうです。
●食後の飲み物は選択肢がいくつかあって、これは「マリアージュ・フレール」のアールグレイ フレンチブルー。(以前は必ず買って帰っていたもの。)ものすごく好きなものがあって喜びました。
●丸い鏡の下には、暖炉がしつらえられていました。両脇はワインのカーヴ。
店内おしゃれ、お料理は時に意表を突かれるほどオリジナルでありつつ、抜かりなく美味。
あたたかい雰囲気。
間違いなくはやりますー\(^o^)/\(^o^)/
●アントニー・バックルさんと、マダムの沙弥香さん、
おいしかったです、楽しいひとときをありがとうございました。
★撮影時、一瞬マスクをはずしていただいています。
これからお世話になります(^o^)/
*****************
「L’aparté Kyoto」ラパルテ京都
電話 050-3183-7676
京都市下京区西若松町247-3
11:30~、13:30~、
18:00~
要予約
火曜休み、不定休あり。
2022年7月10日開店
https://www.instagram.com/laparte_kyoto/
*****************
*****************
★本サイトは2016年5月8日にオープン。
2006年から10年分の4285記事は
「関谷江里の京都暮らし」 へ。
★クラブエリー新規登録お気軽に。
こちらをご覧ください。
★速報はfacebookをご覧ください。
*****************