■「祇園にしむら」2016年10月のコース

■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も「祇園にしむら」さんのお料理をいただいて、幸せな気持ちになったエリーでございます。先週いただいた、10月下旬のコースです。

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●胡麻豆腐でスタートします。

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●かぶら蒸しのような顔をして出てきたお椀、これがすごかった(*_*)(*_*)
中に、雲子、海老、ぐじ、粟麩、きくらげと、みっちり具材入り。食べ応えがありました。このお椀にして、すでに腹6分めくらいまできたかもしれません。それくらい量感のある具材でした。

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●お造りは、昆布締めの鯛と、三厩のまぐろ。ちなみに「三厩」とは「みんまや」と読むのです。みうまや→みんまや と音便変化した読み方! 

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●「大藤」さんの千枚漬けがのった鯖寿司の季節になりましたー!

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●八寸です。つぼつぼの中にむかごの白和え/銀杏/栗/お芋のパリパリチップ/柚子釜に、牡蠣、帆立、椎茸、白ねぎ、味噌/蕎麦で作った松葉

季節感豊かで、申し分ない硬さ/柔らかさ、温度、塩気、組み合わせ。ドーダ感なく余裕で出てきて、するっと食べられて、熟練の技と思わせるおいしさです。ほんとおいしいわ(T_T)(T_T)

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●焼きものは、さわらの幽庵焼き。あああーこれも申し分のない火の入り方。味しっかりしみていて、文句なくおいしい☆☆☆

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●焚き合わせというより、ほとんどお椀仕立ての、最後の一品。鱧と松茸がここでキター(^o^)/

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●ご飯は牛松ご飯\(^o^)/\(^o^)/ 全く脂身のない牛肉うれし。村沢牛とか。松茸いい香り。心を奪われるご飯でした。

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●香の物と、

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●赤だし。これがまた完璧においしいと思う。生きててよかったと思う。

img_5706-jpga●柿に栗ソースの甘味で終わりました。器かわいいし新しいし♪

今月も安心安定のおいしさの「祇園にしむら」さんでした。

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■「祇園にしむら」2016年9月のコース

■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も「祇園にしむら」さんのお料理をいただいて、幸せな気持ちになったエリーでございます。9月下旬のコースです。

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●胡麻豆腐

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●鱧、松茸、玉子豆腐のお椀。これ完璧のぺき子ちゃん、感涙うるうるです。(T_T)(T_T)

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●まぐろ、鯛、剣先いか。まぐろは部位違いで2種類。赤い手前の方が好みでした。

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●いかの包丁目すごくきれい。

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●鯖寿司

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●八寸は短冊形の器で。紫ずきん/かます(焼き)/小芋(揚げ)/銀杏/筋子醤油漬/栗のごくあっさり甘露煮/からすみ

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●「器は全部書いてある歌ちがうの?」と尋ねたら、写真撮っていーよと器をランダムにざっくり並べ始める店主さん。

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●落っこちたりしたらたいへーん(*_*) と肝を冷やすけれど、いい按配に並べられて、

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●乾山写しと教えていただきました。

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●都おどりのお皿も、古いものらしいです。

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●すっぽんにゅうめん、鶏卵、焼きねぎ。身体にしみわたる底なしに美味なスープ。感涙うるうる。(T_T)(T_T)

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●鯛とかぶら。青菜は春菊とほうれん草、菊花と合わせたもの。

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●ご飯セット。

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●今月のご飯はこんなでした。初めてのかやくご飯\(^o^)/\(^o^)/ 鶏肉やごぼう、にんじんが入っていて、しっかりだしもご飯にしみた炊き込みご飯。ここでこんなご飯をいただけて新鮮です。でも普通のかやくご飯と違うのは、上にどさっと松茸スライスがのっていたこと。ほんとおいしかった(^o^)(^o^)/

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●さらに、鯛ご飯という選択もありました。せっかくなので両方いただきました。鯛フレークがメインでそこにご飯入りという感じ・・・贅沢でした。こちらもほんとおいしかった☆☆☆

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●梨とぶどう、マンゴーのジュレでおわり。食べやすくてしみじみ美味で、かんぺき~なコースでした。申し分ないってこういうことです。

ゆったり余裕でおいしいのがいいです。
おいしかったなあ、また食べたいなあ、行かずにいられようか?(いいやいられはしまい。)
・・・って毎月言ってるけど、ほんと毎回生き天国です。

祇園にしむら

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関谷江里

■「祇園にしむら」2016年8月のコース

■ 全国100万人の読者の皆さま、今月も「祇園にしむら」さんのお料理をいただいて、しんそこ満足したエリーでございます。まだ8月だった、今週前半に伺いました。

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●胡麻豆腐でスタートします。

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●お椀は、鴨ロース、松茸、(見えないけれど)れんこん餅。もっちりなめらかなれんこん餅に、理想的に美味だった鴨ロースと松茸。何より吸い地がいい香りで完璧なおいしさと思いました。これは天国だわ(*_*)(*_*)

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●お造りは、鯛、まぐろ、剣先いか。この日はいかがとりわけ美味と思いました。

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●いつもの鯖寿司

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●八寸は、涼しい色の器で供されました。

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●よく見えるようにちょっと俯瞰気味で。手前の粒々は鱧の子です。旨みたっぷり、塩味明確で、お酒飲みの人はたまらないと思います。真ん中はからすみ、その左横は鮎です。バリバリかじる野趣の鮎ではなくて、軟らかで優美な鮎。それから、

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●この鱧の落としが、ものすごくおいしいと思いました。お湯に落とすのは旨みが逃げるようでもったいない、鱧は焼き霜にした方が格段おいしいと常々思っているわたしですが、これは別格的に美味でした。

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●鱧と松茸のフライ。細かいパン粉で優しい舌ざわりです。サクっとして、中身はいずれもしっとりしておいしいこと、食べる前からわかっています。

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●フライはウスターソースでいただきました。それとフライがのったお皿は初めて見たものでした。美しい藍色、細かい花模様できれいでした。

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●最後の焚き合わせが、またうっとり優しい味でした。生麩、茄子、南瓜、白ずいき、茗荷、そして鱧。

落とし、フライ、焚きものと、鱧の3段活用でした。全く違う食感、味付けで楽しませてくれました。

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●ご飯は鯛茶漬け。これがまた、最後に身体にしみ入るような美味で、ひと匙ひと匙大事にいただきました。最後までなんておいしいのでしょう(*_*)(*_*)

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●添えられた香の物

IMG_2132.jpga●食後のフルーツはマンゴーとシャインマスカット。

■ 今月もかんぺき~なおいしさでした☆☆☆ 食べやすくて、ほとんどの料理はごくごく薄味なのに、じわじわじわとおいしい。絶対に飽きさせず、また来たいまた食べたいまた来ずにいられるだろうか?(いいやいられはしまい。)と思わせるのがすごいです。あー幸せでした。人生に感謝しました。一緒に食べた方々もありがとうございました。

祇園にしむら

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■「祇園にしむら」2016年7月のコース

■ 全国100万人の読者の皆さま、7月も「祇園にしむら」さんのお料理をいただいて、大満足したエリーでございます。
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■ 祇園祭の風情です。東京から撮影のために来てくださった編集者Aさん、カメラマンKさんと共に夕食です。

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●いつものようにスタートは胡麻豆腐です。

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●お椀は時季の定番の鱧ですが、錦糸玉子のかわりになんとだし巻き入り。このお椀、ほんとーーーーーにおいしいと思っていただきました☆☆☆

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●小さいだし巻きが入っていました。だし巻きのためのだしと、お椀の吸い地のだしとは別のだしです。

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●お造りです。

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●まぐろ、鯛、鱧。

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●いつもの鯖寿司。

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●八寸は、グラスから右回りで、かぼちゃスープ  じゅんさい、うに/鮎の頭の唐揚げ、とうもろこしかき揚げ、枝豆かき揚げ/鱧の焼霜/万願寺とうがらしとじゃこの炊いたの。

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●焼物は食べやすい状態にされた鮎です。

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●焚き合わせは白味噌仕立てで、賀茂茄子、春菊、白ずいき、ほうれん草。糸かつお。

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●香の物が出てきたら・・・ご飯は何かな?

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●鱧のお茶漬けです。本当は蒲焼きの鱧なのですが、これはシンプル白焼きです。(白焼きの方が好きということを、思い出してくれた(^o^)♪)

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●松茸が豊かな香味を添えていました。

IMG_9982.jpgb●食後のフルーツは皮を剥いたデラウエアとさくらんぼ。
■ いつも通り、安心安定のおいしさでした。しみじみおいしい。気持ちがなごんで安らかになる料理です。

■ しかし店主さんは全然料理の話をしないで、ポケモンGOとか、強烈なデザインのスニーカーとか、そんなことばかり話していました。( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;) 

わたしはおもしろかったのだけど、東京からいらした方々にはこれでよかったのか? もちょっと「京都に来たなあ」と感慨深く、ほっこりするような話をしてもらうべきだったのか? もう遅いな。笑。

■「祇園にしむら」さん、なごんでおいしくておもしろくて、行かずにいられません。また来月ー!

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■「祇園にしむら」2016年6月のコース

■ 全国100万人の読者の皆さま、週半ば、6月の「祇園にしむら」さんのお料理をいただいて、大満足だったエリーでございます。

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●いつものように胡麻豆腐でスタートします。

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●お椀は、鱧と焼き茄子。鱧はふんわりして、口に入れるなりほぐれて旨みが広がり、塩気ほどよく、これわたし本当に好きです。焼き茄子がいい香りと優しい食感を添えていました。完璧なお椀。

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●お造りは鯛とまぐろ。わたしは今回はまぐろが特別おいしいと思いました。

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●いつもの鯖寿司です。

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●八寸は、じゅんさい/いちじくといんげんを和えたの/鱧とおくらたたいたの(本当は蛸でしたがわたしは蛸要らないので)/からすみ/白ずいき、海苔、うに

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●鱧蒲焼。食感すごくよくてかんぺきに焼けてます・・・が、わたしは蒲焼きはあまり好きじゃない。塩焼きでいいのに。と店主さんに言ったら、「知ってる」と言われた~~( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;) 蛸は何も言わないでも差し替えしてくれたのに、このマダラなもてなしよ。

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●夏野菜の焚き合わせ。これほんとーにおいしかったです。あんかけとろりん、具材は冬瓜、焼き南瓜、白ねぎ、どんこ椎茸、万願寺唐辛子。さいの目で見えているのがズッキーニで、これが食感はっきりしています。仕上げに茗荷。うっとり優しい味でした。

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●鮎の天ぷらがご飯にのってきました\(^o^)/\(^o^)/ 最後に鮎、余裕のやり方(^o^)(^o^) 枝豆のかき揚げ、とうもろこしのかき揚げ。しみじみおいし。コース全体するりと食べやすくて、今日もかんぺきのぺき子ちゃんだったなあと思ったのでした。わたしにとっては、蒲焼きをのぞいて。笑。

IMG_7486.jpga●マスカットに、白ワインのジュレ。和食のコースの最後の甘味は、こういうのがわたしいちばん好きです。落ち着きに向かって、収束していくのが和食で、大人らしくていいです(^o^)(^o^) これフランス料理なら、お料理ひと通り終わってからフロマージュで新たに旨みを与えられてふわああああ~と盛り上がり、デセールで再び血糖値とテンションがどど~と上がる、と。向かってるところが逆なのよね。

■ 今月もおいしかったし、気楽でおもしろくてよく笑った「祇園にしむら」さんの夜でした。ほんとおもしろかった・・・いつも、全部忘れてすかーっとします。(^o^)(^o^)/

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■「祇園にしむら」2016年5月のコース

■ 全国100万人の読者の皆さま、ご機嫌エリーでございます。今月も「祇園にしむら」さんのコースをいただいてきました。3人で伺って、ほんとよく話してものすごく笑って、人生いろいろそれぞれ大変だなーと思う話もしたし、うわー因果応報と思う話もあったし、それからわたしもちょっとしたむかーしの話(中央公論社時代!)を思い出して帰り道聞いてもらったりもしました。なんとも濃い夜でした。

■ お料理は、いちいちおいしかったのです。よーく知っている味ながら、今日の夜はことのほか身に染みておいしいと思いました。ひと口ひと口、無駄なくおいしい、しみじみおいしいと思いながらいただきました。どうだ?感もなく、ふつーに出てくるんだけど、熟練の味なのです。かんたーんな作りのようでいて、ものすごく深い味・・・わからん人はとにかく行って食べてみて。

昨年5月の記録(お座敷に機材持ち込み・笑)で、今月から鱧のお椀出てくるだろうな~と思って楽しみに出かけましたが、ほんとふわふわふわ、夢のようなお椀をいただけました。それもわかめと合わせるという新手で来ました♪ では以下コースです。

IMG_6251.jpgb■ いつもの胡麻豆腐でスタートです。

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■ ふわふわふわふわ、夢のようにやわらかだった鱧のお椀。口でほぐれて溶けるような鱧でした。塩気ほどよくて心地いいです。トロトロの鳴門わかめと。これもものすごくいい香りでした。

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■ まぐろと、鯛の昆布締め。鯛がねっとりじんわりたまらぬ旨さを主張していました。

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■ いつもの鯖寿司。

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■八寸の一部が先に供されたみたいな形で、ほたるいかとわけぎの酢味噌和え。

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■ 八寸で。天ぷらが鮎、一寸豆、かき揚げはごぼうと丸十/からすみ/うに、その下にずいきとうどの海苔和え/じゅんさい酢の物(本来は蛸がのってます。)

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■ 添えられたこれがすごくて、

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■ 山椒塩です。生の山椒に塩で、鮮やかな香りです。天ぷらはこれを少しつけていただきました。

IMG_6272.jpga■ このずいきとうどの海苔和えとうにの組み合わせ、よく調和して、印象に残るおいしさでした。

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 ■ ぐじの塩焼き、口当たりしっとり、旨みじゅわじゅわで、これも天国。
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■ 最後の焚き合わせは賀茂茄子でした。茗荷に大葉。

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■ まるで花開いたような形と思って、珍しく真俯瞰でも撮っておきます。

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■ 賀茂茄子の下に、生麩の揚げたの、長芋、ほうれん草。すごくいい組み合わせで、あんもしみじみ美味で全飲み。犬みたいにお皿なめたかったです。

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■ ご飯は、牛肉と玉子、下は白ご飯ではなく、少し見えている通り、豆ご飯です。うすいえんどう豆はここで出てきたかと。(^o^)(^o^)/

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IMG_6291.jpga■ 香の物と、赤だし。この赤だしがいつもながら濃くて旨みたっぷりで、締めにふさわしいのでした。
IMG_6292.jpgb■ いちごに、白ワインのジュレで食事終わり。
ごちそうさまでした<(_ _)><(_ _)>

IMG_6250.jpga■ かんぺきなおいしさ、なのにゆるくて気楽な雰囲気。人生にすっかり組み込まれている「祇園にしむら」さんでした。
今までの「祇園にしむら」さんの記録

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