■「じき 宮ざわ」も新体制、2025年1月11日

■ 全国100万人の読者の皆さま、新体制の「じき 宮ざわ」さんに伺ったエリーでございます。

先日伺った「ごだん 宮ざわ」さんが新体制になったのと同時に、「じき 宮ざわ」さんも新体制になられました。

「じき 宮ざわ」さんにおいては、
1月9日から、
東洋賢士さんが「ごだん宮ざわ」さんから移られて、料理長になられました。
この方の料理、そして東洋一の蕎麦✨️✨️は、
新たにここでまた楽しめるのです🎉🎉🎉

この方は2023年10月19日に「じき」でデビュー、それから半年間、料理長として務められ、2024年4月から「ごだん」で料理長をされた後、再びこちらにいらしたというわけです。

舞台がどこだろうが変わりません
この方が料理長をつとめるお料理、本当によかったです。
先付の一品をひと口味わっただけで、わー違う、全然違う、別世界に来たと思いました。
なんて繊細で優美で、すべてに塩梅がよく、すみずみまで神経がゆきわたったお料理をされるのだろうと。
いやもうすごかった、おいしかった。

心に響きました。

●食前酒に増田德兵衞商店さんの「稼ぎ頭」をひと口いただきお料理スタートです。

●お昼のコースです。

先付に、蕪のお粥。押し麦入り。蕪のペーストと帆立を炊いた地を使ったということ。リゾット風。

帆立、蕪の葉、からすみ、柚子。べっこうあん。

小さな先付ながら、はっとする才気を感じさせて、うわっおいしいと思いました。

古い館の衣装たんすの中から異界へ移動した物語のように、このひと口を味わうことで、別世界へ移動したのだと思いました。

●お椀です。

やいとはた、金時にんじん、あおさ海苔。柚子。
金時にんじんはひらひらで優美。その下に控えているはたは葛たたきにされていて、少しとろっとした口当たり。魚じたい旨い。

あおさ海苔はものすごくいい香り。桃源郷よなあと思いつつ、一瞬で味わいました。

●お造りは、天然ふぐの炙りです。

身皮は、おろし酢和え。雲丹、安岡のねぎ、ちしゃとう。

炭の香りをつけた土佐醤油吉野。

上から、おろしたみかん(無農薬)の皮。

●東洋一の蕎麦✨️✨️きましたー😊🎉

はまぐり豆乳蕎麦。細め、なめらかで優美なお蕎麦。

上にかかっているのが、豆乳と合わせたはまぐりペースト。黒胡椒。

その下に、じんわり火を入れたオレンジ白菜、叩いたはまぐり。

あごとめじかとかつおで取ったおだし。

●蟹の五色巻き。

白板昆布、金時にんじん、錦糸卵、大根甘酢漬けで巻いた蟹。

赤芽紫蘇、生姜。

白い黄身酢。

きれいで楽しい、コンパクトな蟹のお料理。

●三重からの鰤の、味噌幽庵焼き。ちぢみほうれん草の炭焼き。

白菜と金柑とねぎの、椎茸塩麹和え。

魚のあらだしのあん。すだち。

味噌幽庵焼きといいながら、味は濃くつきすぎることなく、ほんのりとした風味。しっとりして旨😊♪

手前の白菜と金柑とねぎの、椎茸塩麹和えが香りよく食感よく、これだけでもかわいらしいおいしさ。

●お漬物コレクションです✨️
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・山椒と炊いた昆布

・紅くるり(大根)

・ごぼう味噌漬け

・千枚漬

・白菜漬け

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●煮えばなの白ご飯です。いつもながら本当においしい😊☆☆☆

お漬物、味噌汁、粒味噌ちりめんと共に供されます。

2膳目3膳目どうぞと進めてくださいます。胃に空きスペースがあれば、際限なく食べたいと思う。

●そして食後の楽しみです✨️✨️

甘麹豆乳かんとオレンジかん、黒豆、乳清クリームと。

●味噌ゆべし。

中に胡桃とレーズン。

もちもちの食感、味噌の旨味にレーズンの甘みと酸味、胡桃のアクセントで、粋なお菓子でした。

●お薄をいただき、かんぺきなコースご馳走さまでした🙏

胸がすくような、よいお料理、よいひとときでした。

東洋賢士さんが「じき」「ごだん」「じき」とカウンターに立たれるようになってから、わたしは32回目の訪問でした。

じき 宮ざわ」さん、通います。

 

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関谷江里