■ 全国100万人の読者の皆さま、新体制の「じき 宮ざわ」さんに伺ったエリーでございます。
●先日伺った「ごだん 宮ざわ」さんが新体制になったのと同時に、「じき 宮ざわ」さんも新体制になられました。
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「じき 宮ざわ」さんにおいては、
1月9日から、
東洋賢士さんが「ごだん宮ざわ」さんから移られて、料理長になられました。
この方の料理、そして東洋一の蕎麦✨️✨️は、
新たにここでまた楽しめるのです🎉🎉🎉
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この方は2023年10月19日に「じき」でデビュー、それから半年間、料理長として務められ、2024年4月から「ごだん」で料理長をされた後、再びこちらにいらしたというわけです。
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舞台がどこだろうが変わりません。
この方が料理長をつとめるお料理、本当によかったです。
先付の一品をひと口味わっただけで、わー違う、全然違う、別世界に来たと思いました。
なんて繊細で優美で、すべてに塩梅がよく、すみずみまで神経がゆきわたったお料理をされるのだろうと。
いやもうすごかった、おいしかった。
心に響きました。
●食前酒に増田德兵衞商店さんの「稼ぎ頭」をひと口いただきお料理スタートです。
●お昼のコースです。
先付に、蕪のお粥。押し麦入り。蕪のペーストと帆立を炊いた地を使ったということ。リゾット風。
帆立、蕪の葉、からすみ、柚子。べっこうあん。
小さな先付ながら、はっとする才気を感じさせて、うわっおいしいと思いました。
古い館の衣装たんすの中から異界へ移動した物語のように、このひと口を味わうことで、別世界へ移動したのだと思いました。
●お椀です。
やいとはた、金時にんじん、あおさ海苔。柚子。
金時にんじんはひらひらで優美。その下に控えているはたは葛たたきにされていて、少しとろっとした口当たり。魚じたい旨い。
あおさ海苔はものすごくいい香り。桃源郷よなあと思いつつ、一瞬で味わいました。
●お造りは、天然ふぐの炙りです。
身皮は、おろし酢和え。雲丹、安岡のねぎ、ちしゃとう。
炭の香りをつけた土佐醤油吉野。
上から、おろしたみかん(無農薬)の皮。
●東洋一の蕎麦✨️✨️きましたー😊🎉
はまぐり豆乳蕎麦。細め、なめらかで優美なお蕎麦。
上にかかっているのが、豆乳と合わせたはまぐりペースト。黒胡椒。
その下に、じんわり火を入れたオレンジ白菜、叩いたはまぐり。
あごとめじかとかつおで取ったおだし。
●蟹の五色巻き。
白板昆布、金時にんじん、錦糸卵、大根甘酢漬けで巻いた蟹。
赤芽紫蘇、生姜。
白い黄身酢。
きれいで楽しい、コンパクトな蟹のお料理。
●三重からの鰤の、味噌幽庵焼き。ちぢみほうれん草の炭焼き。
白菜と金柑とねぎの、椎茸塩麹和え。
魚のあらだしのあん。すだち。
味噌幽庵焼きといいながら、味は濃くつきすぎることなく、ほんのりとした風味。しっとりして旨😊♪
手前の白菜と金柑とねぎの、椎茸塩麹和えが香りよく食感よく、これだけでもかわいらしいおいしさ。
●お漬物コレクションです✨️
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・山椒と炊いた昆布
・紅くるり(大根)
・ごぼう味噌漬け
・千枚漬
・白菜漬け
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●煮えばなの白ご飯です。いつもながら本当においしい😊☆☆☆
お漬物、味噌汁、粒味噌ちりめんと共に供されます。
2膳目3膳目どうぞと進めてくださいます。胃に空きスペースがあれば、際限なく食べたいと思う。
●そして食後の楽しみです✨️✨️
甘麹豆乳かんとオレンジかん、黒豆、乳清クリームと。
●味噌ゆべし。
中に胡桃とレーズン。
もちもちの食感、味噌の旨味にレーズンの甘みと酸味、胡桃のアクセントで、粋なお菓子でした。
●お薄をいただき、かんぺきなコースご馳走さまでした🙏
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胸がすくような、よいお料理、よいひとときでした。
東洋賢士さんが「じき」「ごだん」「じき」とカウンターに立たれるようになってから、わたしは32回目の訪問でした。
「じき 宮ざわ」さん、通います。
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