■パリ記録2024-7:2日目 夜のギャルリ ヴィヴィエンヌ

■ 全国100万人の読者の皆さま、11月のパリの記録を続けます。

●夜20時前、人通りもまばらになった
ギャリル・ヴィヴィエンヌ。
夜はまた全く違う感じがしました。

1年ぶりに来たからわりとまめに写真を撮ったりしていますが、
歩いていても、
ここにいるわたしも、これはこれで普通。
という感じがして、何か旅行してきたとか、特別な日々という気もせず、何この普通感は?と思うのです。

あれだけ、あちこち美術館に行こうとかあれこれ見て回ろうと思っていたのに、来てしまうと、いるだけで満足して、普通にしていたので十分と思ったりする。
前回も全く同じことを言ったと思う。

で、このことを考え続けているうちに、すとんと納得できたのです、今回。

もう、パリにいることもあまりに普通で、パラレルエリーというのが、幽体離脱状態で、パリに住み着いてしまっている。赤い幽霊みたいなんだけど、わたしはパリにいつでもいる。
で、京都にいる本体エリーに、来て来てと常に言っているわけです。幽体離脱エリーは、本体エリーから長く離れるほどに弱っていく。

本体エリーも、やたらパリに行きたいと思う。行きたくて行きたくて、のどから足が出る思いがする。
幽体離脱エリーが「早く来て」と言うたびに、それを感知して、行きたくて息も絶え絶えになったりする。

で、幽体離脱エリーと本体エリーが合致すると、おたがい安心して、はーよかった😄♪みたいな感じで、ひたすら「ほっとする」のだと思う。
だからもう、そんなにめちゃくちゃにあっちこち出かけようとか、見て回ろうとか、そんな気も失せて、普通においしいものを食べて写真を撮って書店見て、食料品買ったり、普段通りのことをしていたら十分幸せなんだと思う。

・・・といった考えがふとわき起こって、もうこれしかないと納得したのです。

この感覚、他にもあったなあと思い、考えたら、ひりひりと誰かに会いたいと思う時、会えたら安心して、別に普通じゃんと思うのと似てないか?と思った。
フランス語の、普通によく言う言葉だけど、
Tu me manques
という意味が、初めて本当にわかった気がした・・・
直訳すると、
あなたがわたしに足りない。

 

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今回の日程:2024年11月1日~11月10日(中7日)

今回の計算:1ユーロ 172.5円(クレジットカードでの換算レート)

今回の記録は  ★2024年11月 paris パリ でひとまとまりになっています。

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2013年からのパリの記録:時々パリ
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(パリ記録この後も続きます。)


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関谷江里