■ 全国100万人の読者の皆さま、3月になりましたが、まだまだ2月の未アップ写真があり、まずはクラブエリー報告です。
物理的にどうやっても無理で、1軒1軒それぞれのコース全容の写真アップができなくなっている昨今ですが(ごめんなさい<(_ _)>)、しかし、「Raiz ライース」さんはクラブエリー初開催。
独立したて、若き気鋭の料理人が頑張ってくださったクラブエリー初コースの記録は、何としても残さねばと思います。
●「Raiz ライース」さんは、大宮通り、今宮通りを少し下がった場所にあります。西側です。
前回、初回訪問の記録はこちら。
今回初のクラブエリー@「Raiz ライース」さんは、2月2週目(2月7日)と4週目(2月22日)の2回にわたってお願いしたのでした。
●こんな風にメニューがカウンター上にセッティングされていましたが、素材名がシンプルに示されているだけです。
しかしここにすでに、この店の特徴はあらわれているのです。桃山だいこん、大和橘、原種の九条ねぎ・・・
絶滅危惧種とか、保存のために作っている野菜だとか、これだけ色々あちこちで食べてきたわたしたちでも初めてのもの、知らなかったもの、驚く味のものを食べさせてくださいました。
店主の井岡弘樹さんにおいては、食材選びから普通ではないのです。
●京赤地どりで取ったスープで、水餃子のように、生地包みにした優しいアミューズ。中に里芋と鶏肝。チーズの香り。
●ほろほろ鳥のテリーヌ。作っている農家が1軒だけという伝統野菜の桃山大根。ラディノワール(黒大根)のように、皮が黒い大根ではなくて、焦がしてこの色になっているということ。
下に大根ピュレ。
●和歌山からのひらめ。いちご、トマト。
ハーブが多彩にたっぷり合わされていました。
●一本釣りのさわらに、「みのにしき」というお米を使ったパエリア。
さわらうっまい。そしてパエリア香ばしい(T_T)(T_T)
●大和橘(やまとたちばな)とは、準絶滅危惧種に指定されている、日本固有の柑橘ということ。日本のたくさんの種類の柑橘のルーツということ。
たちばなって、「右近の桜、左近の橘」って言う時の橘よね?
魚料理と肉料理の間に、口直しの一品的に供された、にんじんと柑橘の、鮮烈な小品でした。
●紀州和華牛(きしゅうわかうし)、赤身のおいしい牛肉です。
●添えられたのが、原種の九条ねぎと、菊芋。
この九条ねぎ、ものすごく甘みがありました。
お料理ここまでで終わり。
そうそう、合わせた自家製パンも、わざわざ買いに来たいと思ったくらいおいしかったです。
●ブランマンジェ的な、ミルクのふるふるムースに、オリーヴオイルの粉々。青トマトのコンフィチュールにおろし生姜。オリーヴオイル。
香味鮮烈、目覚ましいデザートでした(*_*)(*_*)
今後の人生、あらゆる食事の後にこれを合わせたいと思いました。
●紅茶(かコーヒー)に合わせて供されたショコラも自家製とのことで、何もかも丁寧なお仕事、かんぺきな美味を楽しませてくださった井岡弘樹さんでした。
ほんとおいしかった(^o^)☆☆☆
●そしてそして、ひとりで何もかもやる弘樹さん(左)のヘルプとして、「リストランテ 野呂」から送り込まれたたくちゃん=青山拓史さんが大いに働いてくださったのでした。
いや、そもそも弘樹さんが抜群に段取りがいい上に、拓ちゃんのヘルプがあったものだから、もうもう、コースは「割烹 竹うち」さん並みのスピードで進行したのでした。
気持ちよかった\(^o^)/\(^o^)/
弘樹さん、拓ちゃん、ありがとうございました<(_ _)>
(拓ちゃんにはこの翌日、りすのろで白アスパラガスのオランデーズソースを作っていただいたのでした。それは次に。)
参加してくださったクラブエリーのメンバーの皆さんにも御礼申し上げます。
「Raiz ライース」さん、また伺います(^o^)/
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