■ 全国100万人の読者の皆さま、久しぶりに新店で瞠目の思いをしたエリーでございます。
「Raiz ライース」さん、ものすごく、ものすごくよかったのです\(^o^)/
●大宮通りを、北大路よりまだずっと上がって行きます。ぐいぐいと北へ上がる・・・左手に(西側に)お花たくさんのお店が見えてきたから、ここかな。
●間違いない。ここです。この見事なお祝いの蘭よ。
我らがりすのろの
のろっち、「
リストランテ 野呂」店主さんの後輩(というかほとんど教え子)が新店オープンというのでやってきましたー\(^o^)/
18日の夜にお邪魔しました。
●入るとカーヴの横に階段、その向こうに客席が見えます。
●ををすてき\(^o^)/すっきり美しいカウンターです。
椅子がまた美しい。
●お部屋もありました。
●店主の井岡弘樹さん、10月17日(大安、さらに一粒万倍日だったとか)に「Raiz ライース」をオープン。
1992年3月生まれの31歳ということ。若い\(^o^)/\(^o^)/ 素直で感じのいい方なのです。
奈良県出身、京都の調理師学校卒業後、ホテルグランヴィア京都の(今はもうない)「ラ・リサータ」に就職、のろっち=28歳で着任、29歳にして「ラ・リサータ」料理長になった野呂和美さんのもとでみっちり2年間修業、その後、奈良の「アコルドゥ」さんで(「アバロッツ」も含めて)4年間修業。その後シャルキュトリの名店「メツゲライクスダ」さんで1年半、その後京都のレストランなどで修業の後に、「いろいろタイミングが揃ったので」オープンに至ったと。
●きれいなボトルの発泡水、ソラン・デ・カブラス からスタート、この後、白ワイン、赤ワインとグラスでいただきました。
●コース1種類の提供です。
熟成豚のリエット、上に大原のじゃがいもの極細切りをパリパリに揚げたもの。
小さいアミューズ的なお皿ながら、力強い旨味と愉快な食感、さらにハーブが彩りと香りを添えて、楽しい一品でした。
●大原の古代米の煎り米、静原の黒豆の枝豆、椎茸。
京赤地鶏のブイヨンでお浸し。ごく小さなアミューズにして、たまらん旨味(*_*)(*_*)
●にんじんは2種類、大原のものと、伏見の山田ファームのもの。下に焼きブリー。土のように演出した黒オリーヴ。
にんじんだけでも十分美味なところにブリーがきてたまらず、オリーヴの実の粉々も風味と塩気を添えて、はーおいしい。
この時点で、3品目にして、わたしは迷うことなくクラブエリーをお願いできるか? と打診しました<(_ _)>
●京鴨のテリーヌ。吉野柿と奈良漬けのコンフィチュールと。
ここで白ワインをくいくい飲みました。旨かった(T_T)(T_T)
●生の甘海老、昆布だしを固めたジュレのシート、つるむらさき、プルピエ(というハーブ)りんごの細切り。
おだしの香りが甘海老の旨味を引き立てていました。
●帆立のグリル、アニスの泡、サフランのスープ。下に焼き茄子。すだちの香り。
この焼き加減の絶妙なこと(*_*)
●パンも自家製です。半分食べた後でごめん。
これもおいしかった(T_T) コース中ほとんどパンを食べないわたしがいただきました<(_ _)>
●このオリーヴオイルがまたよかったです。
●この日は全くおひとりでの仕事でした。
ゆったり、しかしてきぱきという感じで無駄のない動きも見事でしたが、
いずれスタッフを入れないと、いくらなんでもお仕事量が多すぎます(*_*)(*_*)
●滋賀県の藏尾ポークに、伏見とうがらし、イタリアのとうがらし。
松の実とパプリカを合わせたパウダー。
藏尾ポークは、どこまでもなめらかで、うっとりするほど優美な口当たりの豚肉でした。おいしかった(T_T)(T_T)
わたしはいただきませんが、脂身もおいしいらしいです。
●山田ファームのコシヒカリを使ったリゾット。オリーヴオイルの香りが本当によかったです。
桃山大根の醤油漬けと共に。
どんぶりで食べたいほどおいしかった(T_T)(T_T)
●燻製をかけたミルクのアイスクリーム、栗のピュレ、ペドロヒメネス(シェリー)の泡。
栗のピュレの上にカカオニブ。
●食後の飲み物。レモングラスが香り立つアンフュージョンを選択。サブレも自家製。
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●本当によいコースでした。食材ものすごく厳選、組み合わせ絶妙、素材自体の香味を生かした塩の使い方、ほどよい量。
野菜の風味がずば抜けてよかったことも言いたいと思います。
デザートのアイスクリームのお皿も、理想的と思えました。
全皿申し分なくおいしかった、何もかもが、かんぺきのぺき子ちゃんでした。パンやサブレにいたるまで。
モダンスパニッシュとかイノヴェーティヴというジャンルで、感動することは残念ながら少ないのですが、こちらの料理はモダンではあるけれどきちんとしているなあと深く感動。
まだまだ最初だから、お客さまが一気に訪れて満席になったりしたらかなり大変かもなあとは思いましたが、それでもこれだけの料理ができる人です、広い心で楽しみましょう(^o^)/
●あり得ない値段設定で、スタートスペシャル価格ですが、
昼 2500円、夜8000円 と。初めだけですよねこれ。あり得ない。
この料理で8000円ってほとんど申し訳ない。わたしは(普段飲まない)2杯目のワインもいただき、わずかですが心付けも置いてきました<(_ _)>
●日本家屋を大胆に改造した店舗ということです。
いやまあ、大宮通りの奇跡 と呼びますよー、いいお店が誕生しました<(_ _)>
●弘樹さん、すべてはこれからです、未来がひらけています\(^o^)/
どんなお料理がいただけるか、今後楽しみに伺います。
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京都市北区紫野上門前町21-4
11:30~13:00入店、18:00~20:00入店
月曜休み、他に不定休あり。
カウンター 8席、半個室 6席
2023年10月17日開店
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★本サイトは2016年5月8日にオープン。
2006年から10年分の4285記事は
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