■ 全国100万人の読者の皆さま、モーツァルトのオペラ週間のエリーでございます。
7月11日は「フィガロの結婚」でした。
さて今回は、待望の「魔笛」です。
●メトロポリタン歌劇場ライヴヴューイング(オペラ映画)、
モーツァルトの「魔笛」@MOVIX京都
本日7月14日初日に行ってきました。
10時~13時40分、休憩1回、料金は一律 3700円。
METでの上演日は、2023年6月3日。
上映館はMOVIX京都 シアター11で、観客数は35名くらい。
先日のイオンシネマ京都桂川の「フィガロの結婚」3名だったのよりは入っていて安堵。安堵できる数字でもないけれど
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●王子タミーノはトレーニングウエアで出てくるし、夜の女王の侍女3人は迷彩服(*_*)、その上それ脱いでタンクトップ姿で歌うし、パパゲーノは「俺は鳥刺し、でも自分で鳥は食べないよ、ヴェジタリアンだから♪」なんて、200年以上前のオペラのせりふ変えていいのかああ? 侍女たちはコンパクトデジカメで王子の写真撮るし、パパゲーノはスマフォ持って、「彼女募集」なんて言いながら電話番号を書いたりするし、何だこの演出はああああ? と驚嘆しながら見始めるも、なんと言っても音楽と歌手の皆さんの圧倒的な魅力で、ぐいぐい引き込まれました。タミーノもパミーナもパパゲーノも夜の女王も、本当に本当に歌も演技も、上手い上手い上手い上手い。
物語じたいは荒唐無稽なおとぎ話なのだけど、やっぱりまたしても強烈に心を動かされて、全く別世界へ行った3時間半でした。
ものすごく現代風な演出ながら、手書き文字やらすごく原始的な方法で出される効果音やら、アナログの良さも強調されていて、さらにオーケストラや楽器の演奏者たちをも親しく感じさせる工夫が楽しく、まあほんとーに興味の尽きぬ、いまだかつてない「魔笛」でした。
●着ていたトレーニングウエアさえ3人の侍女たちに剥がされて、下着姿になってしまったタミーノ王子(右)と、陽気な鳥刺しパパゲーノ。
●フリーメーソンを思わせるオペラとも言われています。
「女は、男の導きがなければ道を踏みはずすものだ」なんて、マッチョで腹立たしいせりふもあります。
●斬新な演出も見ているうちに慣れて、こういう表現もありなんだなあと納得しましたが、しかし、タミーノやパミーナを案内する童子3人が死神風の姿だったのだけは、どうにも理解しがたく、違和感がありました(*_*)(*_*)
「メメント・モリ」ってことなんだろうなあと思いますが、しかしそれでも、きれいな声の少年たちに、こんな衣装着せちゃうのは、かわいそうだなあと。少なくとも、少年の親たちはうれしくなかっただろうなと
●METの「魔笛」は来週7月20日(木)まで日本全国で上映中。
モーツァルトが好きな方、「魔笛」が好きな方、オペラが好きな方、オペラに入門したい方もぜひいらしてください\(^o^)/
以上の写真は、ここから取らせていただいています。
2023-24シーズンのラインナップも決定ということです。
残念ながら演目にモーツァルトは入っていませんが、また出かけるかもしれません。
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