■ 全国100万人の読者の皆さま、連休のエリーでございます。
Kindleで常に何か読んでいますし、Kindle Unlimitedも重宝していますが、このサイトの方で本の話が最近全くできていなかったです。
■ 映画「ドライブ・マイ・カー」がいいよいいよと、少なくとも5人からは聞きました。
見よう早いこと。
しかしわたし、本を読んでるはず・・・とKindleライブラリー内を探したら、もちろんありました。
「女のいない男たち」、村上春樹さんです。
ほんの短編なのに、これが映画だと3時間近いものになっているのね?一気に見た、と皆さん異口同音におっしゃいます。
●村上春樹さんの本において、わたしはしばしばある一点、気になって、「ああそうなのね?」と思うことがあるのだけど、それはさておき、新刊が(Kindle版で出たら、だけど)読みます。
ストーリー以上に、比喩が巧みだなあと感じ入るのです。
たとえばこの「ドライブ・マイ・カー」においては、
この運転手の渡利みさきが登場した時の説明に、
両耳は広く大きく、まるで僻地に備えられた受信装置のように見えた。
渡利みさきにはじめに質問をする場面で、「マニュアル・シフトは運転できるよね?」と尋ねた答えに、
「マニュアル・シフトは好きです」と彼女は冷ややかな声で言った。まるで筋金入りの菜食主義者がレタスを食べられるかと質問されたときのように。
こういう比喩の表現がたまらないなあと思い、全体の筋は忘れてもこういったフレーズをずっと忘れられないでいたりします。
ともあれ、この休み中に映画を見ます<(_ _)>
■ 片づけ本、収納本、ミニマリスト本が大好きなわたし、
「ふやすミニマリスト」藤岡みなみさん
これも興味深く読みました。
(ちなみにわたし自身はミニマリストの正反対です。いろいろなもの・・・ガジェット類、電気製品、便利なもの、美しいものが大好きです。)
というか正確にはaudibleで聞きました。聞いたら予想以上におもしろくて(ごめん失礼な言い方<(_ _)>)、後から本を改めて読みました。
持ち物全部を倉庫に入れて、ゼロから、毎日1品ずつ持ってくるという映画にならって、やってみたという記録。
さすがに映画のようにハダカの状態からではなく(あれはうけ狙いも多分にあったでしょうが)、最低限の着衣状態、そして電気やガスや水道はあるという前提で、何もない部屋で1日1品ずつ持ち物を取り戻していく生活をスタート。
で、まず何から、どんな順番で欲しくなるかというのがおもしろいのです。
ただわたしは、映画でも思ったけれど、人間というのは野っぱらに産み落とされる生物ではなく、かなり保護された状態で産み育てられるものだから、前提として服は着ているものだと思うし、風呂から出ても身体を拭くタオルがないなんていうのは不自然ではないか、ふとんなんかもスタート時点からあってもいいんじゃないかなあと思ったりもしました。
しかしよく100日間、この実験をされました<(_ _)>
調理道具などを足されるたび、よかったね(^o^)♪と思ったし、
だいぶ最後の方で花瓶を足された時はわたしも心がなごみました。
驚いたのは80日目にして頭痛の鎮痛剤を足されたことで、そうか、この方ここまで常備薬的なものを持っていなかったのだな、すばらしく健康な方なんだなと思ったのでした。
それから、ごく最後の方で、日焼け止めファンデーションを取り入れられて、安心しました。日に焼けてしまったらいけない。
■岸惠子さんの新刊出ましたー\(^o^)/というか、しばらく前に出ていました。
audibleになったので、聴き始めたのです。
「岸 惠子自伝」
なんとこれは紙の本のみ。Kindle版まだ出ていません。
audibleで先週からダウンロードできるようになりました。朗読は中井貴恵さん。
8時間12分の作品です。
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