■ 全国100万人の読者の皆さま、講座報告のエリーでございます。
5月10日(木)、朝日カルチャーセンター講座(第2木曜)を、岡崎の「京、静華」さんにお願いしました。
繊細優美で、けれど味わいしっかり、心に響くお料理でした。ほんとーーーによかったです。
とりわけ感動深かったのが、パパイヤスープ。朝日カルチャーセンター講座でこのスープをいただいたのは2010年11月に次いで2度目だったのですが、季節も違ってまたよかった・・・
順番にいきます。
●小鮎の唐揚げ、たらの芽の天ぷら、グラスの中は甘酢。水に見立ててブルー。
●鮮魚の中華風お刺身
●すだちにチュールをかぶせてあって、これは種が落ちてナッツ類と混ざり、見分けがつかなくなってしまうことがないようにという配慮ですね。この細やかな気遣いにまた感動。
●明石の鯛でした。キューブ状のものはグリーントマトのジュレ。パフェ風にグラスで出てきた時代もあり、あれはあれで美しかったですが、これは混ぜやすく食べやすいと思っていただきました。ナッツがパリパリして、ハーブ類が香りを添え、とても粋な味。
●「周さんのパパイヤスープ」、シェフの宮本静夫さんが浜松のお店をいったん閉めて料理修業に向かわれた香港で教えてもらったスープということで、5月はこれを出すことにしていると伺いました。優しい味ながら、じわじわ押し寄せる旨みとフルーツの甘み酸味が絶妙に溶け合って、圧倒的な印象を残しました。季節で中身が替わり、すると風味がまた変わることもわかりました。朝日カルチャーセンター講座では3回「京、静華」さんにお願いしていますが、2010年11月の記録がこちら。この時は蟹身入りでした。
今回の中身は、ふかひれ、衣笠茸、にれたけ、黒きくらげ、白きくらげ、中国ハム、鶏肉、豚肉と伺いました。(参加者の皆さま、これが正しい内容でした。)
●車海老と季節の野菜(アスパラガス、そら豆) 香り炒め
●牛肉ステーキ、四川豆板醤(3年もの)のソース。バルサミコみたいな感じでほとんど辛くありませんでした。パプリカ、軸の食感と味がいい芥藍(かいらん)と。
●うすいえんどうのアイスクリーム。「口直し」にと供されましたが、ここまでもすべてがかんぺきな美味で、口を直す必要がありません・・・けれどこれもうすいえんどうの香味豊かで、うっとりしました。
●花つきズッキーニ、豚挽き肉詰め
●断面はこんな。マッシュルームやピータン入りで、味深いです。じゅわじゅわと美味。
●香港風お魚ご飯。穴子とジャスミン米です。
●自家製手打ちたまご麺の、担担麺。スープは飲めるほどの辛さです。もっと辛くしてとお願いすることも可能です。
●ふるふるふるふるの、名物杏仁豆腐。
●なめらかで、香りよくて、するするとのどをすべり落ちていくという感じの杏仁豆腐です。これよりおいしい杏仁豆腐をわたしは知りません。
●マンゴー白玉
●マンゴーソースに、白玉とあん玉です。上品な甘さで幸せな締めくくりでした。
●食後の楽しみ、フルーツティです。ずっと温められているので、どんどんフルーツの甘みと香りが出て、濃厚になっていきます。
●これは初めの一煎めで、この語、色も濃くなっていきます。
●杏仁豆腐で使った杏の種の、絞りかすで作ったクッキー。最後まで上品で美味、感動深いコースでした。
店主の宮本静夫さん、惠子さん、スタッフの皆さんに感謝。
参加してくださった方々にも御礼申し上げます。
「京、静華」さん、また伺います。クラブエリーの皆さんどうぞ楽しみに。
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