■「ごだん 宮ざわ」秋の夜

■ 全国100万人の読者の皆さま、10月2日(月)夜、「ごだん 宮ざわ」さんに伺ったエリーでございます。
本当にいいお料理でした。
魚のすべてが熟成加減よく火の入り具合もよく、驚くほど美味だったし、白ご飯のおいしさも変わらずでした。(すでに新米。)

順番にいきます。

●煎り米のお湯でスタート。

●ひと口食前酒。

●飲み物はまず発泡水をいただきました。

以下、夜の18000円(税サ別)のコースです。

●ひと皿めは、鱧と松茸の玉締め(茶碗蒸し)。

●大ぶりの鱧が入っています。葛打ちされてとろっとした口当たりです。

●お椀は、甘鯛、大黒しめじ、金時草。

完璧と思った吸い地で、上品・精緻なお椀でした。

●店主の宮澤政人さん、所作美しく、静かにすっすと仕事をなさいます。

●お造りは、鯛と本まぐろ、うに。うには唐津から。

明の時代の器と伺いました。日本の桃山時代くらい。

●さて焼き物は、

●のどぐろの若狭焼き。皮も身も、理想的な歯応え、舌ざわりでした。瓜の胡麻和えと。

●枝豆の焼き豆腐。帆立を炊いたものがとろっとかかっており、上に枝豆のピュレ。

●こんな背の高い器に、

●赤ばい貝と菊菜、菊花の和えもの。

●ハート形にしか見えないけれど、これは「猪の目(いのめ)」というモチーフ。

●今回とりわけ心を奪われたのがこれ。胡麻クリームの上に配された鮎餅、その上にいちじくの天ぷら。鮎のパリパリの骨と共に。

●鮎餅。中に、焼いてバラバラにされた鮎がみっちり詰まっていました。香ばしくて旨味強く、生姜の香りも効いてたまらない美味と思いました。

●柿なます。細切りになっているのが柿です。おかひじき、白海老、みかん。柑橘の酢が爽やかな、粋な酢の物でした。

●からすみをのせた飯蒸し。大きなからすみでした。

●栗、小芋、南瓜麸の焚き合わせ。

●熱々の小鍋はくえ。しめじ、ひら茸、茄子。

●炊きたての白ご飯です。蒸らす前の、お米にやっと火が入ってまだしとしとの状態、蒸らしてふわっとした2膳め、しっかり蒸らした3膳めと食感が変わっていくのを楽しめます。

●ご飯セットです。いつも通り、香の物はたっぷりと。

●食後の甘味はぶどうのソルベ、上にスライスした巨峰とマスカット。

●お薄をいただきご馳走さまでした。

乾山の器、よく江戸時代からこんなにいい状態でここまで来たなあと思いつつ、お茶の香味を楽しみました。

何もかも、過不足なくすばらしいと思った「ごだん 宮ざわ」さんの夜のコースでした。

しみじみよかったです。\(^o^)/☆☆☆

また伺います。

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関谷江里