■ 全国100万人の読者の皆さま、ごきげんエリーでございます。新店(わたしにとっての新店)のご紹介です。
●全然新店ではなくて、実はすでに定評あるお店です。
2013年11月に堺町通三条上ルに開店して3年間営業、昨年11月、木屋町通御池下ルに移転された「イル フィーロ」さんです。
おすすめしてくれる料理人がいたのでずっと伺おうと思いつつ、やっと連休初日に初訪問かないました<(_ _)><(_ _)>
●その日の入荷による食材で、毎日書き換えられる「本日のおまかせ」、横にながーーーい品書きです。いや品書きではなくて、食材を示してあるのみです。お客さまによって調理法を変えることもあるからだそうです。
「本日のおまかせ」、昼夜ともお値段同じで8000円。(要席料300円別途、+税別途。)
●横に長すぎるんで(笑)、3分割写真です。
■出かけたこの日の「本日のおまかせ」は、
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●かつおと胡瓜、ヨーグルト
●筍とはまぐり
●アスパラガスと卵、ラルド
●山菜とトマト
●赤ザラ貝と春豆
●金目鯛とブロッコリー、からすみ
●仔牛と里芋
●花山椒とアンチョビ
●「小さな喜び」=ドルチェとカフェ
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以下、ひと皿めから順番にいきます。
●かつおと胡瓜、ヨーグルト
刻んだきゅうりを混ぜ込んだ、なめらかなヨーグルトソースに、旨みがじんわり広がるかつおです。これはいきなりすてきだわ、おいしいわ\(^o^)/\(^o^)/
●筍とはまぐり
●筍、シーズン中いくらいただいても飽きることはなく、大喜びしました。おだしひたひたで、お椀代わりか?とも思えました。おだしというかスープがあんまりおいしくて、一体これは和風だしなのかイタリアのブロードなのか? 尋ねてみると、昆布も使っているとのお答えで、なるほどと頷きました。しみ入るように美味でした(*_*)(*_*)
●フォカッチャも自家製です。
●アスパラガスと卵、ラルド
ラルドの代わりに生ハムにしていただきました。アブラ身は要らないので。(わたし自身が今やだいぶアブラ身なのです(*_*)(*_*))
●たまごをとろりんと割ったところ。これをからめもっていただきました。申し分なく美味。
●山菜とトマト
こしあぶら、こごみ、たらの芽の天ぷらに、ガスパチョソースです。サクサク天ぷらに、とろりんとトマト風味のガスパチョが舌ざわりよくて、おいしーいと喜びながら一瞬でいただきました。(わたしは食べるのが早い。)
●赤ザラ貝と春豆
赤ザラ貝とは、帆立貝と同じような形をした二枚貝で、本当にザラザラしているそうです。帆立のような食感ながら、旨み濃厚+味わい明確。そこに春の豆(そら豆、三度豆、スナップえんどう)の甘み旨みと柔らかな食感が調和して、これもおいしいわ\(^o^)/\(^o^)/
●金目鯛とブロッコリー、からすみ
金目鯛の焼物、皮はパリパリ、中はふんわりしっとりで理想的な火の入り加減です。下にブロッコリーのピュレ=口当たりとろとろです。自家製からすみの粉というより粒々が散らされて、塩気と風味を添えています。
●仔牛と里芋
椎茸、舞茸、シャンピニョンのソテが、淡白な仔牛肉によく合っていいバランスのお皿です。下に里芋のピュレ。黒オリーヴのピュレが香味を添えて、これも非常にいい印象を残した料理でした。ほんとおいしかった☆☆☆
●花山椒とアンチョビ
自家製タリアテッレに、アンチョビの香りと塩気、花山椒がたっぷり合わされて目ざましくパンチのあるパスタになっていました。
最後にパスタ、という順番がいいし(日本人だもん)、香味鮮烈な花山椒で締められて、しみじみよかったなーと喜んだコースでした。
●ドルチェは、ヴァニラのアイスクリームにバルサミコ、いちご。
・・・だったのだけど、ショコラのソースを即興で作って下に敷いてくださるというオプションがつきました。激しくうれしい、はげうれ\(^o^)/\(^o^)/
ここまでのお料理だけでも十分にいい感じで満足していましたが、これでわたしは決定的に心をつかまれたわけです~。笑。
お皿なめるように全部いただきました。感謝<(_ _)>
●カフェで締めです。
■「イル フィーロ」さん、本当によかったです\(^o^)/\(^o^)/
食べやすくておいしかった、まるで和食のようで、でも今まで食べ慣れた「京都イタリアン」の皆さんの料理とはまた違ったものでした。
■ そして、このお店、コースだけいただいたら「和食のようなイタリアン」に見えますが、ごくオーソドックスなイタリア料理もいただけるのがすてきです。今回はコースをいただきましたが、次はアラカルトでいただこうと思います。カウンターの横の席で、「大人のミートソース」を食べていた方のお皿が、本当においしそうだったのです(*_*)(*_*)
大きなカウンター(幅80cmほど)で、席もゆーったりしていて寛げました。
店主の和田康則さん、マダムの奈弓さん、感じよくて、優しくていただきました<(_ _)>
「イル フィーロ」さん、また伺います(^o^)/
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「イル フィーロ」電話 075-221-2788
京都市中京区木屋町通御池下ル(上大阪町519-1F)
12:00~14:00(入店)、18:00~22:00(入店)
水曜終日と、木曜の昼休み
カウンター8席、テーブル4席×2
2016年11月1日 (以前の堺町通から)移転オープン
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★本サイトは2016年5月8日にオープン。
2006年から10年分の4285記事は
「関谷江里の京都暮らし」 へ。
★クラブエリーについては
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